ビジネスプランの基本形と成功するための6つのポイント

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あなたはビジネスプランについて、以下のことを知りたいと思ってはいないでしょうか?

  • ビジネスプランとはどういうものか
  • ビジネスプランの書き方
  • ビジネスプランの事例
  • ビジネスプランのテンプレート


さて、私はこれまで2度の起業経験があります。

1度目は、23歳で起業し一時は年商3億円以上になり上場を目指す規模までいきました。しかしながら、10年後に倒産を経験。それから、約2年間、上場会社2社(共に社長室)でビジネスキャリアを積みました。

そして、再度起業し3年で年商1億円を突破、安定した利益を出し順調に業績を伸ばしています。

私自身、起業の際・資金調達の際・新規事業の際など含め多くのビジネスプランを作成してきましたし、逆に外部の会社から出資や提携などを目的として持ち込まれるビジネスプランを見てきました。

その経験を基に、ビジネスプランとはどういうものなのか、成功するビジネスプランの書き方などについて紹介していきたいと思います。

きっと、この本文を読み終えるころにはビジネスプランとはどういうものなのか、具体的にどのようにしてビジネスプランを作っていけば良いのかが分かると思います。少なくとも、ビジネスプランの全体像が掴め理解が深まることは間違いありません。

1.ビジネスプランを書いた方が良い理由

多くの場合ビジネスプランを作成するのは、次に挙げるような目的だと思います。

  • 起業するため
  • 資金調達するため
  • 社内で新規事業を行うため
  • 事業パートナーを説得するため

いずれにしても、ビジネスプランを作る目的は自分を含めたそのビジネスに関係する人達のために作成するものです。

ビジネスプランというのはビジネスを行っていく上で指針となるものであり、いわゆるビジネスの設計図です。

例えば、家を建てる際に必ずあるのが設計図です。その設計図を基に家が建築され完成していくわけです。基本的にはビジネスプランも同じです。

そのビジネスが完成する(成功する)ための条件やそれまでの道筋や根拠となるモノを提示するものです。

ただ、ビジネスプランが家の設計図と違う点があるとするならば、当初予定通りにいかないことが多いということです。

なぜならビジネスというのは、開始前に予測していた通りに進むことよりも予測外のことが多く発生するからです。これはある意味仕方がないと考えなければなりません。

しかしながら、だからと言って、いい加減に作成するのではなく、だからこそ徹底的にリサーチしたり予測されることを考えに考え尽くしてビジネスプランを作成する必要があるのです。

1-1.自分のため

実は、ビジネスプランを作成する一番の理由は自分のためになります。

なぜなら、漠然とでもビジネスのアイデアやプランが思いついた際に頭の中だけにある情報だと忘れてしまったり、客観的にその情報を見て考えることが難しいからです。

思いつたアイデアやプランを紙に書くことによって、自分自身の考えを客観的に分析することができるようにもなります。

たった1人でビジネスを行えるレベルであったり、ビジネスプランが全て頭の中で整理できる人であれば必要ないかもしれません。

ですが、ビジネスの要点だけでもビジネスプランとして作成しておいた方が、進捗状況(進み具合)を確認したりするときにでも活用できるのでビジネスの効率は良いと思います。

1-2.自分以外の協力者のため

ビジネスの内容や規模にもよりますが、自分1人でビジネスの全てを行っていくことは難しいと思います。

そうなると多くの場合、自分以外の協力者(社員や外部パートナー)が必要となります。その協力者に協力してもらうためにもビジネスプランが必要です。

なぜなら協力者からすると、どんなビジネスなのか?このビジネスは成功するのか?何を協力すれば良いのか?などが分からなければ、協力しようがないからです。

第三者から見ても、協力したいと思える内容のビジネスプランを具体的に作成する必要があります。

そうすることによって、そのビジネスプラン通りにビジネスが成功していく可能性が高まっていきます。

1-3.資金調達のため

資金調達には、起業の際や新規事業および事業拡大に伴う資金調達と色々なパターンがあります。

また、資金調達先が親知人、金融機関やベンチャーキャピタル、その他相手先も違うでしょうがどのパターンどの相手先であろうとも資金調達の際にも必要なのが、ビジネスプランです。

資金の出し手からすると、そのビジネスを行う人自身のビジネスキャリアや人間性なども見てはいると思いますが基本的には、ビジネスプラン次第によって資金を出すか否かを決めています。

当然ながら、資金の出し手は、そのビジネスが成功して利益を出すのかどうかが最大のポイントであると考えていますのでそのように思わせるビジネスプランでなければならないということです。

2.ビジネスプランの書き方の基本となるもの

ビジネスプランには、この形でなければならないというのはありませんが、ビジネスプランを考えていく上においては、ある程度の基本形があります。

ビジネスプランの書き方が分からないという人は、これから紹介する基本形を参考にしていくとスムーズにビジネスプランが作成できると思います。

2-1.ビジネスプランに記載する必須項目

実際にビジネスプランを実際に作成していくうえで記載する必須項目について、紹介していきたいと思います。

以下の表にある項目がビジネスプランを作成するうえでの基本形になります。

ビジネスプランを作成する際には、これらの項目に漏れがないかどうかを確認することが重要です。

3.成功するビジネスプランを書く6つのポイント

ここで定義する成功するビジネスプランとは、次に挙げることです。

ビジネスプランを書くことによって

  • ビジネスに必要な協力者が得られる
  • 新規事業をやることが決まる(許可をもらう)
  • 資金調達することができる

成功するビジネスプランを書くためには、そのビジネスプランを書く人が根本的にビジネスの本質を理解していなければ書けないものです。

逆に言うと、ビジネスプランの内容によって、ビジネスを理解しているかどうかさえ見る人が見れば分かるということでもあります。

これまで私が書いてきたもしくは、見てきたなかで成功しているビジネスプランに共通しているポイントがありますので、紹介していきたいと思います。

このポイントを抑えてビジネスプランを書けば、ビジネスプランを評価する人が見ると、ビジネスの本質を理解していると思われます。

3-1.概要だけで成功の予感を感じさせる

「エレベーターピッチ」という言葉があります。

これはエレベーターに乗って降りるまでに30秒程度(ほんの短い時間)で事業の説明を行い、ビジネスチャンスを掴むというものです。

ビジネスの説明をするのには、ある一定の時間は必要だと思いますが、ビジネスに精通している人であれば多くの場合、概要だけを聞けばそのビジネスが上手くいくのかどうかが分かってしまいます。

少なくとも概要を聞いて、さらに詳しくそのビジネスについて知りたいかどうかの判断はついています。

また、長々と説明をしなければならないビジネスというのは、その人自身がそのビジネスもしくはビジネスの本質を理解していない可能性があるということです。

ちなみに、以下に挙げるポイントを意識しておけば良いと思います。

  • そのビジネスは、どんな内容なのか?
  • そのビジネスは、顧客がお金を払ってまで提供できる価値は何か?
  • そのビジネスは、ライバルの有無は(いるとしたら勝てるポイントは)?

この内容がビジネスプランの概要としてあった場合に、成功の予感を感じさせられるかどうかがポイントだと思います。

3-2.主観5割・客観5割の視点で考える

自分が考えたビジネスプランというのは、どうしても思い入れが強くなり主観的(自分ひとりの判断)になってしまいがちです。

「間違いなくこのビジネスは成功する!凄いビジネスを思いついた」という具合に・・・。

その主観的な視点だけでは、ビジネスが上手くいくことはありません。なぜなら、主観的な視点というのは、自分に都合の良いことばかりを考えてしまい、自分にとって都合が悪いことを排除もしくは、見えない状態での思考になってしまうからです。

勿論、主観的な考えも大事なのですが、客観的(第三者的な判断)な視点でも考えなければビジネスプランとしての完成度は低いです。

なぜなら、ビジネスプランを評価するのは自分以外であり、ビジネスは顧客から評価を受けなければ成功しないからです。

だからこそ、自分の思いも大切にしつつ、それと同等のレベルで客観的な視点を持つ必要があるのです。

自分で考えたビジネスプランを第三者的な視点で見るのは思いのほか難しいことですが、じっくりと深く考えることによってそれが可能になります。

また、客観的な視点の他に物事を分析する見方としては、俯瞰(ふかん※全体から上を見るようなイメージ)するというものです。

正に、自分で考えたビジネスプランを俯瞰してみることをおススメします。そうすることにより、ビジネスプラン全体のバランスと完成度が上がると思います。

3-3.KPI(ビジネスの評価指標)を明確に

KPIというのは、Key Performance Indicator(キーパフォーマンスインディケーター)といい、重要業績評価指標と呼ばれものです。

要するに、そのビジネスがうまくいっているのか、どうかを判断する際の参考となる数値です。

例えば、次に挙げるような項目がKPIとなります。

  • 売上高
  • 利 益
  • 利益率
  • 受注件数
  • 客単価
  • 契約更新率
  • 返品率
  • 解約率
  • お問い合わせ件数

そのビジネスによって、どんな指標を重要なKPIとして決めるかはそれぞれのビジネスによって違うと思いますがKPIを明確にビジネスプランに記載することは重要です。

なぜなら、KPIを決めておくことにより次に挙げるようなことが分かるからです。

  • ビジネスの改善点が客観的かつ明確に分かる
  • ビジネスが当初予定していたとおりに進んでいるのかどうかが分かる

ビジネスは色々な要素があるにせよ、最終的には数字となって現れてきます。ですので、その数字を理解および把握するためにもKPIを設定することが重要なのです。

3-4.数字は正確に数字の裏付けも漏れなく

ビジネスプランには売上高や利益、必要とする人の人数や資金の金額などの数値が必要となってきます。

当然ながら、その数字が正確でなければなりませんし、その数字の根拠となる裏付けがなければなりません。
なぜなら、不正確な数字だったり裏付けがなければ、説得力がなく信用されないからです。

また、数字に裏付けがあるということは、それだけ本気で考え徹底的にリサーチしているということだと言えるからです。

どれだけ優れたビジネスだと思わせる内容でも、この数字が不正確だったり裏付けがなかったりするだけで
ビジネスプラン自体の価値が無くなってしまいますので、細心の注意を払うべきだと思います。

3-5.考えられるリスクと対処策

実は、優れたビジネスプランほど考えられるあらゆるリスク要因とそれに対する対処策がしっかりと提示されています。

もし、全てが順調にいくビジネスがあるのなら、こんなに楽なことはありませんが予測通りにいかないのがビジネスの実態です。

そのことを深く理解していることを自分以外の関係者へ示すためにも、あらゆるリスク要因と対処策をビジネスプランに記載する必要があるのです。

また、このリスク要因をどれだけ考えられているか、そのリスク要因に対してどれほど現実的な対処策が考えられているかによって、そのビジネスプランの完成度および成功確率が高まると思います。

3-6. 6W2Hを明確にする

6W2Hというのは、次に挙げるアルファベットの頭文字をとったものです。

  • who(誰がそのビジネスを行うのか?)
  • why(なぜ、そのビジネスを行うのか?)
  • what(どんな商品やサービスを提供するのか?)
  • whom(誰に提供するのか?)
  • where(どこで提供するのか?)
  • when(いつやるのか?)
  • how(どのようにやるのか?)
  • how much(いくらでやるのか?)

以下それぞれの詳細について。

  • who(誰がそのビジネスを行うのか?)

ビジネスプランの内容は重要なのは勿論ですが、そのビジネスプランを実際に行っていく人が誰なのか、どんなビジネスキャリアや実力がある人なのかが最も重要です。

なぜなら、全く同じビジネスプランだとしても実際にやっていく人が違えば、ビジネスの成否も全く違う結果になるからです。

  • why(なぜ、そのビジネスを行うのか?)

そのビジネスを行う理由です。

例えば、次に挙げるような理由が考えられます。

  • 単にお金を儲けたいから
  • 社会問題を解決するために
  • 新しい商品やサービスを思いついたから

理由は様々あり反社会的な理由以外であれば何でも良いと思いますが、その理由は明確かつ揺らぐことが無い強いものの方が良いと思います。

なぜなら、ビジネスが困難な状況になった際にモチベーションを上げて、乗り切っていくためにも明確かつ揺らぐことのない強い理由が必要だからです。

誰に聞かれても即答できる理由を持つべきです。そして、その理由が多くの人の賛同を得たりする方がビジネスの成功の確率は高まると思います。

  • what(どんな商品やサービスを提供するのか?)

具体的にどんな商品やサービス提供するのか、その商品やサービスは、顧客がお金を払ってまで手にしたいと思える価値があるのかどうかです。

例えば、次のような商品やサービスが考えられます。

  • ダイエットをしたい人が短期間に健康的に痩せる食品
  • 数学が苦手な人が、たった3ヶ月で得意科目になる学習方法を教える
  • 買い物に行く暇がない人向けにお買い物代行してあげる
  • whom(誰に提供するのか?)

その商品やサービスを具体的に誰に提供するのかです。

例えば、次に挙げるような顧客層の切り口が考えられます。

  • 年齢別
  • 独身者、既婚者
  • ファミリー
  • 地域別
  • 所得別
  • 高価格帯

もしくは、これらの掛け合わせによる顧客層をターゲットにするという具合です。

例えば、年齢は20~30代の独身者で地域は東京23区内に住んでいる人をターゲットにするとか。

  • where(どこで提供するのか?)

どこで提供するのか、これは提供する場所をどうするのかです。

例えば、次に挙げるような場所が考えられます。

  • 東京23区の新宿、渋谷、池袋のみ
  • 東京以外の神奈川、埼玉、千葉のみ
  • 関東圏以外
  • when(いつやるのか?)

ビジネスプランはあっても、いつやるのか、どのような条件が整った時にビジネスをやるのかということです。

例えば、次に挙げるようなタイミングが考えられます。

  • 根拠なく1年以内
  • 資金が1,000万以上になったら
  • ビジネス成功に必要な有力な人脈ができたら

どのようなタイミングでも良いと思いますが、全てが完璧にそろうということはありませんので、なぜ、そのような条件がそろったらビジネスを開始するのか含めて明確にすべきだと思います。

  • how(どのようにやるのか?)

他のライバル会社とどのような差別化(優位性)があるのか、どんなノウハウがあるのかということです。

例えば、次に挙げるような差別化、ノウハウが考えられます。

  • 価格
  • 営業力
  • 提供するスピード
  • 他にはない技術力

明確かつ他のライバル会社を上回っている差別化ポイントやノウハウがあればあるほど、ビジネスおよびビジネスプランとしても優れたものだと言えます。

  • how much(いくらでやるのか?)

これは単に商品やサービスを提供する価格をどうするのかだけではありません。

例えば、商品やサービス提供する価格以外に次に挙げるようなことが考えられます。

  • 必要とする資金はいくらなのか
  • 売上、利益はいくらなのか
  • 必要とする人員は何名なのか

ビジネスに関して数字で現すことができる部分になります。

4.ビジネスプランの具体例

ビジネスプランの具体例については、こちらの本を紹介します。

マネして完成! 事業計画書 ~10業種36の事例で事業計画のまとめ方がよくわかる (Biz得)」

この本を買う価値は、付属のCD-ROMにある10業種36の事例にあると思います。

  • 飲食業
  • 小売サービス
  • 学習塾、教室
  • 美容室
  • リラクゼーションサロン
  • 人材ビジネス
  • ソーシャルビジネス
  • BtoBのITサービス
  • BtoCのインターネットサービス
  • ネットショップ

通常なら私は特定の本を紹介することは、ほとんどないのですが、ビジネスプランの作成に悩んでいる人にとっては非常に役立つ本だと思い紹介させて頂きました。

これを見れば、ビジネスプランの作成に苦労することなく効率良くできると思います。

正直、本文を読む時間が無い人や面倒だという人は、本を読まなくても良いです。

その代わり、本に付属のCD-ROMを見てください。それを見れば、ビジネスプランの具体的な事例があるので参考になると思います。CD-ROM目当てに買っても十分にお値段以上に元が取れると思います。

そのビジネスプランの具体例をベースに数字や文言を変えるだけで新たなビジネスプランができると思います。

ただ注意してほしいのは、そのCD-ROMの中にある具体例を参考にして塗り絵(ぬりえ)をするような感覚でビジネスプランを作成するのではなく、しっかりと本質を理解したうえで作成した方が良いと思います。

5.まとめ

ビジネスプランの内容次第によって、そのビジネスが実現するのかどうか、もしくは成功するのかどうかさえも決まると言っても過言ではない重要なものです。

ですから、作成するビジネスプランがビジネス成功の設計図であり、成功の片道切符になるようなビジネスプランになるように全力で作成していくべきだと思います。

その際には、是非ここに書いてある通りの方法を参考に実践していってほしいと思います。

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